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Column 27
白根全さんのペルーの話 5・マチュピチュ遺跡と峰の微妙な関係

ワイナピチュ山頂から眺めたマチュピチュ遺跡とマチュピチュ峰

マチュピチュといえば、自動的にマチュピチュ遺跡というお約束になっているが、実はこの遺跡、名称は定かでない。その昔は「リャクタパタ(=階上の村の意味)」と呼ばれていた場所が、現在のマチュピチュ遺跡に該当すると言われているが、実際に記録もなく、その名は後付けなわけだ。
インカ帝国の公用語だったルミ・ナシ語(=ケチュア語)でマチュピチュとは「年老いた峰」、遺跡正面奥にそびえ立つワイナピチュは「若い峰」という意味で、両方のピークの間に南北に続く尾根の上に築かれている都市が、いわゆるところのマチュピチュ遺跡。

人気のワイナピチュ登山は一日400人の入場制限があり(2012年10月現在)、早めに申し込まないと登れない。しかも、遺跡を眼下に見下ろす位置になるため、ワイナピチュを背景に広がるお約束の光景は見られなくなってしまう。頂上の狭い岩の上は、証拠写真撮影の順番待ちで常時満席状態となっており、人も多くて気ぜわしい。急な下りで後ろの人が足を滑らせて巻き添え、などという転落事故も怖い。

その点、お勧めなのがマチュピチュ峰(マチュピチュ山)登山で、こちらは人も少なくて静かな上、ワイナピチュよりさらに高い位置から遺跡全体を一味違ったアングルで満喫できるのが嬉しい。頂上までゆっくり往復して合計3時間弱。ワイナピチュよりもやや時間はかかるが、傾斜もゆるく道もしっかりしているので歩きやすい。何より、アンデスの懐深く抱かれたマチュピチュ全体をしっかり実感できるのが一番の売りです。

マチュピチュ山頂からのマチュピチュ遺跡全景

ただし、入場券はマチュピチュ遺跡とワイナピチュ登山、マチュピチュ登山それぞれ値段が異なり、行き先が指定されたチケットを事前購入しなければならない。空きがあって変更できた場合でも、差額分追加ではなくて新規の購入となるので要注意。
(カーニバル評論家/白根 全)

ペルー渡航のカリスマ、カーニバル評論家・白根全氏とワイルドナビが企画した、食をテーマに南米・インカの謎に迫るペルーの旅。

☆白根全さんと食べ歩く/山と遺跡をめぐる「食べ歩き」ペルー8日間

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